商品の表示に関わる誤りや異物混入など食品に関わる事故の発生は会社の存続に関わる事態を招いてしまうこともあります。そのため、小売店やメーカーにおいて品質管理は必須となっています。
ベニレイは中間流通企業という立場であり、実際に品質管理を行うのは販売先や取引先の加工場となりますが、中間流通として「食品事故未然防止」を最大の課題として取り組んでいます。
食品事故の未然防止策としてベニレイの品質管理マニュアルを元に「基本3ルール」を営業社員に対して、社内研修や勉強会などを通じて周知徹底するとともに、品質管理マニュアルを社内イントラネットに掲示し、いつでも適宜確認出来るようにしています。
品質規格書情報の確認
商品の素性を明確にすることで、商品設計上で法令等に適合した規格であるかを確認。
商品の現物確認
商品の現物を確認することで、商品の表示等が法令等に適合しているか、規格書どおりの商品であるかを確認。
品質に関わる事故・不具合等の報告
事故・不具合等が発生した場合、速やかに正確な情報を把握のうえ関係者に報告し、早期解決、拡大・重篤化防止を図ると共に、関連資料を整理・保管し再発防止に活用。
ベニレイは、加工場の新規採用の際は事前検査・生産立ち合い等を実施します。また既存の加工場についても国内外を問わず定期的に訪問し、管理体制(加工ライン、品質・衛生・表示管理体制、関連法令/規格書に基づくトレーサビリティ等の調査)の確認を実施するとともに、日々の相談業務を通じて信頼関係を築いています。
主要取引先であるメーカーへ呼びかけ、安全・安心な商品を供給できる体制を作ることを目的とし、「(株)ベニレイQC協力会」を立ち上げ、現在16年目、会員企業は、ベニレイを含め34社になります。
会員各社の食品事故未然防止や、品質管理に関する技術向上を目指し、各社の連携を通じ相互発展・業績向上に寄与することを目的に運営しており、情報交換会の開催、会員各社の加工ラインの確認及びコンサルティング、品質管理に関する情報の提供/講演会・研修会の開催等の活動を行っています。